どうもねこです。今年もやってきました確定申告。正確には、米国個人税務申告書の作成の時期です。日本では、一般のサラリーマンは年末調整として住民税や保険などにいくら支払ったかを計算して調整を行っていると思いますが、アメリカでは個人個人で年間の所得や経費、税額控除等を算出して申告する必要があります。申告の期限は毎年4月15日です。2021年はFirstradeで投資を開始したこともあり、通常よりも少し手間が増えています。
そしてこの個人税務申告書ですが、なんと家族全員の資産（各口座で100万円以上のもの）をすべて申告する必要があります。そのため、ほぼ全ての資産をつまびらかに開示する事になり、結構な労力が求められます。
さて、本年は昨年に加えて証券口座の申告も必要になってくるということで、今回はこちらで株・ETFのために開設したFirstradeの申告手続きについて簡単ですが確認していきます。Firstradeに関しては、口座開設に関して多くのブログ記事が見つかるのですが、証券口座の税務申告に関してのブログがなかったため、折角なので記事にしてみました。
本当は本来の副業である投資の部分について記事にしたかったのですが、ちょうど年明けに会計事務所から税務申告書の要請があり、タイムリーだなと思って話題として取り上げてみたいと思います。投資の話については改めて別の記事で取り上げます。
Firstradeとは
Firstradeはアメリカのネット証券会社で、日本からでも口座開設ができる証券口座になります。
アメリカの駐在員が投資をしようと思うと、実は手段が限られてしまいます。大きな理由としては、日本の証券口座での取引が米国で出来ない点があります。多くの日本の証券会社では、駐在中は口座休眠、解約等が必要となります。そのため、実際の取引が出来ずにチャンスを逃してしまいます。その対策の一つとして、アメリカでの口座開設と現地での投資があります。
Firstradeのメリット
Firstradeはアメリカで株や投資信託をするために開設した証券会社の口座で、以下のようなメリットがあり、私も口座開設しました。
- 口座開設手数料が無料
- 売買手数料無料
- 帰国後も口座を維持できる
- 配当を再投資できる
Firstradeはもしかすると日本にいらっしゃる方も利用されている可能性がありますので、もし駐在前に口座開設された方は、以下も参考になると思います。口座開設は無料ですし、Free stockとして少しだけ手に入れることが可能であったり、配当金を自動で再配当に回してくれるサービスもあります。配当金を再配当に回すメリットとしては、自動でやってくれる点、また１株未満であっても株やETFに投資が可能な点などが挙げられます。
Firstradeの税務申告
さて、確定申告にあたって確認しておく点が複数あります。
- 申告年度（今回の場合2021年）で売買益が発生しているか
- 申告年度で配当益が発生しているか
もし上記2点において、10ドル以上の利息または配当を受け取っている場合、証券会社等からForm 1099（Int/Div）を2月頃に受け取るため、駐在員は会計事務所等、税務申告を代理で申請してもらう会社に提出する必要があります。ちなみに、Form（Int）が利息収益（Interest）、Form（Div）が配当益（Devidend）に対する書類になります。
私の場合、$QQQや$VOOからの配当、また間違えて購入した（合掌）$QQCを売却して売却益（5ドル）が発生しているため、いずれも提出する必要があります。
ちなみに、Firstradeでは各書面をオンラインでダウンロードが出来るようになっており、2月1日から順次ダウンロードできるようです。併せて、書面にて個人宅住所にも送付されるため、いずれか都合の良いほうで対応されると良いと思います。
また、以下に税務申告をなるべく簡単にするための方法についてまとめられたものがありましたので、併せてご紹介しておきます。
まとめ
税務申告は、アメリカでは年明けに関係会社やHR等から連絡が入り、割と短期間のうちに関係書類等をまとめて報告する必要があります。そこで少しでも慌てないで、スムーズに完了するべく、少しでも参考になれば幸いです。
それではまた。
