どうもねこです。すっかり前の記事から時間が開いてしまいました。今回は海外駐在員が海外にいながらにして転職活動してみた、第4弾、第一志望である専門商社Bの一次面接から適正試験に関して書きたいと思います。専門商社の選考やこれまでの状況に関しては以下をご参考ください。
専門商社選考
実はこの専門商社、転職活動についてはエージェントを通して実施せず、公募のあった案件に直接応募をしました。理由としてはその企業を知っていた点、給与や会社自体の魅力が高い点などですが、少し(というかだいぶ)変わった選考を進んだと個人的には思っています。
というのも、最終的に応募したのは、初めに応募した職とは異なる求人での応募でした。なぜそのようになったのか、少し背景を説明します。
過去、エージェントからも連絡は来ていた
遡ることかなり前、実はこの企業はJACリクルートメント様から同企業の求人の話を聞いたのですが、その時はあまり魅力的な求人ではなかった(したい仕事内容とは異なっていた)ため、見送っていました。その後、別な求人を見かけ、これならまぁ応募してみるかと応募して、カジュアル面談をしましょう、となり面談を実施しました。
カジュアル面談
カジュアル面談でその求人の話を聞いたところ、それなりに魅力的な仕事内容、業界でも高い知名度を誇っているだけあり、やりがいもありそうでした。ただし、今までにいた業界とは異なる仕事でもあり、とりあえず話は保留にしてゆっくり考えようか、と思いっていました。そして面談の最後に
ところで、ねこさんの業界と同じ求人も出す予定なんですが、そちらも話を聞いてみますか?
まじですか、それならぜひ
実は専門商社とはいえ、まったく単一の業界ではなく、当然ながら事業としては複数個あり、その中の一つがまさに私の業界・事業と重なっていたのです。さらに、今後の中経でも中核分野になっており、会社としても求められる分野に身を置けるということがわかりました。それはぜひ進んで行きたい。。
改めてのカジュアル面談、そして一次面接へ
改めて別な担当課長と人事と面談を実施し、どちらの求人を進めるかを問われました。過去の経験を活かすか、新しい仕事をするのか悩みどころですが、やはりバリューを出すという観点から考えても、同業界で業種を変える(メーカー⇨商社)ほうが良いだろうと考え、後者求人に応募しました。
その実に数日後のこと、再度JACより問い合わせがあり、同じ求人が上がってきました、との連絡がありました。ただしこの時点ではすでにビズリーチを通じて専門商社Bに応募をしており、この場合ビズリーチの規定により直接応募が優先されるとのことで、結局はエージェントを介さずに今後の面接を実施することになりました。今考えると、エージェントを通じて応募して、年収や職務階級のネゴシエーションをしたほうが良かったかな、とも少し考えており、若干の心残りはあります。
一方で、その企業の実際の人事担当と二人三脚で転職活動を進めることが出来たのは大きかったかもしれません。ここら辺は転職される方はよく考えて進めたほうが良いかもしれません。
後日、再度カジュアル面談を実施しました。前回と同様、担当部署の部長級が出てきて、仕事内容の説明を頂き、特に転職活動であるような「で、なぜ我が社に志望されるのですか?」みたいなヤバいノリのカジュアル面談ではなく、本当にカジュアルな面談でした。
一次面接
一次面接は課長クラス、部長クラス、事業部長クラスが出揃っており、割と多くの質問を受けました。ただし、変化球的な質問はなく以下の様な点を聞かれました。
- なぜ当社を志望するのか
- なぜこの職なのか
- 過去の経歴
- この職でやっていけるのか
- etc
特にかなり深掘りされたのが志望理由です。海外駐在という身であったため、華々しい経歴を進んでいながら転職する理由が分からない、というものでした。確かに向こうからしても本当に来てくれるのか、何か隠していないか(職場の人間関係などで問題があるなど)気になる所だとは思います。そしてこの時は言いませんでしたが、後の2時面接前の人事とのカジュアル面談の際にも、同様のフィードバックがあり、転職理由が気になるとの事だったため、その際に収入等にこだわりたい点を伝えました。ここら辺は伝え方を含めて、どう説得するか予め自分の中で整理して理論武装するのが良いです。詳しくは以前の記事にまとめています。
そして一次面接の結果ですが、前もってきちんと準備出来ていた点、よどみなく話を進めることが出来たことから無事通過となりました。
適正試験
さて、無事に一次面接を通過して、次は適正試験です。適正試験の内容は以下二つです。
- パーソナリティ受験・・・Web
- 知的能力受験(言語・計数・英語、性格診断)・・・試験会場(性格診断は自宅Webで可)
Twitter等で検索するとわかるのですが、多くの商社が採用しているC-GABでした。これはどんな事でもそうだと思いますが、自分が受ける試験内容を予め理解し、準備をしておかないと詰みます。今回はしっかりとググってテストの内容がC-GABであることを確認しました。判断方法はネットでもググれますが、実はSPIノートの会が出している本にはテストの種類特定の裏技が書いてありますので、そちらも参考にして間違いがないか再確認してください。
パーソナリティ試験に関しては、以下に示すような図形を配置する問題(左側の体のパーツのようなものを右に配置します)が出題されれました。
配置の方法などはコツがあるようで、とりあえずヒトっぽく見せることと、上向き、前向きに見えるようにすることがコツのようです。これで一体何がわかるのか。。。とは思いますが、この問題の有用性は就活において全く関係ないので、無視して最短で内定を取りに行きましょう。より詳しい解説は、適性検査TALで検索してみてください。
そして、知的能力試験に関しては、以下の4つがあります。
- 言語理解…15分(32問)
- 計数理解…15分(29問)
- 英語…10分(24問)
- 性格検査(事前に自宅でオンライン受講可能)
C-GABの特徴として、真っ当な計算や精読をしていたら時間内に解くことが極めて困難(というかほぼ不可能)という点にあります。いかに問題を見極め、拾える問題を拾い、捨てる問題を捨てられるかが鍵となってきます。おそらくですが、時間のない社会人がいかに効率的に課題を解決するか、というところが問われているのではと思います。
C-GABは調べると出てくるのでここでは割愛しますが、本当に時間が足りない試験ですので、前述のSPIノートの会から出ている「玉手箱・C-GAB編」をしっかり練習してください。
※ノートの会の本は、CABやGAB、TAL、TG-WEBなど、類似のものがあるので間違えないようにしましょう
そして、このテストはC-GABが契約している各試験センターの様なところで受験可能で、私は家から30分ほどのダウンタウンで実施しました。場所が割と治安の悪いところで、結構ヒヤヒヤしながら足を運び、慣れぬ状況で担当官と話をしたのはいい思い出です。
受験地についてお手洗いを済ませ、テストを受験。試験時間は1時間もかからないため、割合あっけなく終わったのですが、いかんせん手応えが分からなさすぎて不安になりました。が、訳1週間後に合否を教えていただき、なんとか合格していたようです(点数は教えてもらえません)。
実はこの時点でもう一社(事業会社A)で内定を頂いており、正直悩んでいました。事業会社での待遇が思っていたより全然良かったためです。課長職、年収も1,000万円を超える待遇で、分野も近いとあっては悩みます。
とはいえ、最終面接を受けない選択肢はありませんでしたので、張り切って最終面接に臨みました。最終面接の様子については、次の記事にしたいと思います。
それではまた。