【FIREに向けて】サラリーマン、会社を設立する〜実行編〜

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どうもKeiです。

以前、会社設立の準備編を書いた。あれから1年以上が経ちました。「また別途まとめたいと思います」と書いておきながら、ずいぶん放置してしまった。。さすが自分すぎる。

さて結論から言うと、会社、作った。

動き出すまでに時間がかかりすぎた感はあるが、やってみたら思ったよりも淡々と進んだ部分もあったし、逆に「こんなところで詰まるのか」と感じた部分もありました。備忘録として、実際に何をやったかを順番に書き残しておきたいと思います。

ということで、今回は合同会社設立、実行編です。


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マネーフォワードで定款を作る

準備編でも書いたとおり、会社設立にはマネーフォワード(会社設立)を使いました。画面の指示に従って入力していくだけで、定款の雛形を自動生成してくれる。入力する内容は以下のような感じです。

  • 会社の種類:合同会社を選択(設立コストが安い、制約が少ない、が理由)
  • 会社名:自分で決めた屋号を入力
  • 事業内容:「投資業」「資産管理業」などを入力。後から変更も可能だが、最初から広めに書いておいたほうがいいと言われたので、複数書いておいた。
  • 本店所在地:自宅住所を使用
  • 資本金:50万円
  • 決算月:7月にした(夏は比較的税理士は余裕があるらしい)

入力自体は30分もあれば終わります。迷うとしたら「事業内容を何と書くか」くらいで、あとはほぼ機械的に進められます。定款もサクッと作れるし、それがそのまま行政書士の先生のチェックにまわって戻ってくる。問題なければ印鑑を押してもらいおしまい。実に簡単。

ただ、CD-Rが必要というのは準備編でも触れたが、これが地味に面倒くさかったです。法務局に電子定款を提出するために必要なのですが、令和の時代にCD-Rである。家に一枚もなかったので、100均に買いに行った(正確にはDVD-RW)。しかも家ではMac mini。つまりCD等をマウントするものが全くないので地味に不便でした。

ちなみに、マネーフォワードの指示通りに進めれば、何をどのメディアに書き込めばいいかも全部説明してくれるので安心してください。

なお私はここでちょっとしたミスをしていました。焼いたと思っていた内容、Mac向けにフォーマットしており、法務局のPCでは何も見れないといわれたのです。当たり前である。


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印鑑の作成と印鑑証明の取得

準備編でも書いたが、会社実印・銀行印・角印の3点セットが必要になります。自分はAmazonで購入した。セットで1万円弱くらいだったと思います。なんならマネフォのサービスで無料でついてきて2セット。実に無駄である。

印鑑が届いたら、まず法人設立前に個人の実印として登録する必要はなく、法人設立後に法務局で会社の印鑑登録をする流れになります。このあたりの順序がよくわからなくて一瞬詰まりましたが、マネーフォワードの手順書通りに進めれば問題なく進みました。ありがとうマネーフォワード。

印鑑証明は、法務局に行って取得します。合同会社の設立登記を申請する際に一緒に対応できるので、まとめて一度で済ませられます。


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法務局への申請

ここが一番「役所っぽい」工程でした。

マネーフォワードが出力した書類一式を持って、管轄の法務局へ行く。自分の場合は平日に有給を使って行きました。窓口で書類を提出するだけなんですが、なんせ初めてだったのでよくわからない。「本当にこれで合ってるのか??」という不安はありましたが、窓口の担当者も慣れたもので、きちんと確認してくれてその場で受理してもらえました。ちなみに書類をプリントアウトするだけでも一苦労でした。なんでやねん。

申請から登記完了まで、約1〜2週間かかります。その間にやることは特にないので、ただ待つだけ。そして登記が完了したら、登記事項証明書(いわゆる「謄本」)を取得しておきます。これは後の銀行口座開設などで必要になるので、数通取っておいたほうが良い(らしい)。1通あたり600円。


銀行口座の開設

そしてここが一番の難関でした。法人口座は、個人口座と違ってすんなり開設できません。特にメガバンクは審査が厳しく、設立直後の実績ゼロの会社は門前払いになることも多いと聞いています。実際、三菱UFJや三井住友は「事業実績が必要」「来店が必要」「審査に数週間かかる」とのことで、最初からそこを狙うのは効率が悪そうだと判断しました。

そこで選んだのがGMOあおぞらネット銀行

ネット上でよく見かけるのが「法人口座はGMOあおぞらが開けやすい」という話で、実際に試してみたら確かに比較的スムーズだった(とはいえ何回かNGくらった)。オンラインで申請して、必要書類(登記事項証明書、定款のコピーなど)を郵送するだけで完結します。審査期間は1〜2週間程度で、メガバンクに比べれば格段に早いし開きやすい。

ただし、審査の過程で事業内容についての追加確認が来ました。「書類追加で出してや」といった内容で、私の場合はスポットコンサルで行った内容(インボイスとお金着金した画像)を提出しました。ちなみに海外とのやりとりだったため、書類を日本語に翻訳して提出するという、地味に面倒な作業でした。書類1−2枚くらい英語で読んでくれ。。そしてその後問題なく口座開設完了の通知が届きました。

銀行口座の開設通知が来たとき、なんか妙にうれしかったです。自分の会社名が入った口座番号を見て、「あ、本当に作ったんだ」という実感がじわじわ来ました。

メガバンクの口座については、しばらく事業実績を積んだ後に改めて申請するか考えようと思います。今は焦らなくていいと思ってます。


社会保険の加入手続き

合同会社を設立して代表社員(一人社長)になると、社会保険への加入義務が発生します

手続きは年金事務所に行って、健康保険・厚生年金の加入申請をします。必要な書類は登記事項証明書など数点。窓口で確認してもらいながら進めれば、それほど難しくはないと思います。

ここで重要なのが役員報酬をいくらに設定するかです。役員報酬は、設立後3ヶ月以内に決定する必要があり、一度決めたら原則として1年間は変更できません。自分は準備編でも触れたとおり、「節税効果のある程度の金額」を設定しようと思っていました。具体的には月55万円前後。この水準だと、給与所得控除を最大限に活用しながら、社会保険料の負担も一定範囲に抑えられます。ただし、最近マイクロ法人の国保逃れが話題になっています。ちゃんとお仕事しましょう。

社団法人で「国保逃れ」? ― 過去5年で3万法人超が設立も、実働は3% 「ペーパー化」が水面下で進行している可能性(帝国データバンク) - Yahoo!ニュース
本来は国民健康保険(国保)に加入するべき個人事業主らが、「一般社団法人(以下、社団法人)」の理事に就任して保険料を圧縮している ― いわゆる「国保逃れ」スキームに、社団法人が悪用されている可能性が

ただここで、友人から「奥さん働いているなら扶養に入って役員報酬0にすれば?」というナイスなコメントをいただきました。これだと無報酬のため社会保険料を自分の会社から払う必要がない。素晴らしい。数年間はお金もほぼ発生しないため、当面はこれで行こうと思います。


税理士との契約

一人でここまで来て、「さすがに税務申告は自分でやるのは難しい」と感じたのではないでしょうか。法人税・消費税・社会保険の計算など、個人の確定申告とは次元が違います。

ただ私の場合、いかんせんほとんど仕事を受けていないため、1人でこなせせるのでは?と勝手に思って、今年は税理士とは契約をせずに一旦1人で締め作業してみようと思っています。

税理士を雇う場合、税理士費用は経費になるので、実質的な負担は思ったより軽いと思います。法人化してあれこれする場合は税理士に頼んでも良いかと。

合同会社設立 費用まとめ

合計の費用は以下の通り。すこし覚えてないところもあるけど大体これくらいでできます。

項目費用
資本金50万円
登録免許税(合同会社)6万円
定款認証手数料0円(マネーフォワードクラウド特典)
マネーフォワード会社設立0円(無料)
印鑑3点セット約1万円(マネーフォワードのものを使うなら特典でついてくるので0円)
CD-R(DVD-RW)約100円
登記事項証明書(謄本)× 数通600円 × 通数
印鑑証明書500円 × 通数

そして設立費用について、ちゃんと自分まとめてたえらい。

実際にやってみてどうだったか

準備編では「思ったよりハードルは高くなさそう」と書きましたが、実際にやり遂げてみて、その感想は変わりません。手順通りに進めれば、特別な知識がなくても会社は作れる。

ただ、想定より時間がかかった部分があるとすれば、銀行口座開設の審査待ちでしょうか。有給を使ったり、法務局の往復をする時間が積み上がると、会社設立全体では半月〜1ヶ月くらいかかった印象です。

「会社を持つ」という状態になって変わったことが一つあります。お金の動きを、個人と法人で意識的に分けて考えるようになりました。毎月の収支、経費、法人の口座残高。それを管理していく習慣が、自然と身についてきた気がしています。ほぼないけど。FIREに向けた「経営者としての自分」という視点を持てるようになったのは、思いがけない副産物でした。

次回は、法人での資産運用をどう設計するかについて書いてみたいと思います。法人口座に資金を入れて、そこから何に投資するのかというところです。当然、いつになるかは未定である。

それではまた。

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